しばらく日数が開いてしまいましたが、今回の「Fedora8で四苦八苦クライアント編」はmanにしました。
前回はフォルダにまつわる記載をしましたが、今回は次に使用したいオンラインというよりもオンディスプレイヘルプとなるmanです。
Linuxで広く使用されるヘルプシステムとしては、古典的な(プレーン)テキスト文書、最近のネット社会を反映しHTMLで作成したもの、infoと呼ばれるヘルプシステムがあります。
その他にmanというものがあります。
まずは、次のコマンドでmanそのもののヘルプを表示させてみてください。
man man
Fedora8で日本語環境のXシステムなら日本語で表示されるハズです。
manにも幾つかのオプションがありますが、通常の使用範囲なら使われることはありません。
基本的なmanの使用方法は次のようになります。
man {1文字} <コマンド名称等>
これだけでヘルプが表示されます。
あれぇ〜?
最初の方にあった「man man」では{1文字}の部分がないと思われた方はさすがですねぇ〜良く読んでますょ。
実は{1文字}は省略可能で、<コマンド名称等>で登録されているヘルプが一つしかない時は数字の指定は不要です。
ところが、幾つかの数字があった場合はどうなるか?
一番小さな数字のところが参照されます。
さて、この{1文字}の部分は、manにおいて定義付けされています。
定義内容は次のとおりです
- 1 ユーザーコマンド(コマンドオプションの説明みたいなもの)
- 2 カーネルが提供する関数(開発用で添付されないことが多い)
- 3 ライブラリ関数(コマンドオプションの極め付けヘルプみたいにもなる)
- 4 /devディレクトリのスペシャルファイルに対する説明
- 5 ファイルフォーマットの説明(/etc/passwdファイルの説明みたいなもの)
- 6 ゲーム
- 7 マクロ説明やパッケージに関する定義文書
- 8 システム管理者のみが実行できるコマンド(1との住み分けが曖昧)
- 9 Linux独自のカーネルルーチン用の説明
- n 不明
- o 不明
- l 独自システムのローカルなドキュメンテーション
このうち、一般的に多用されているのが、1で、その他では5と8が使用されているようです。
manにおける{1文字}の正式な記載方法は、次のようになります。
コマンド:man 1 man
上のものを文書中に表現する場合:man(1)
この例では、ユーザーコマンドしてのmanに関するヘルプをmanページで表示するということになります。
また、次のようにすると、
man 5 fstab
/etc/fstabファイルに関する記載方法のヘルプをmanページで表示することになります。
manの定義をカスタマイズすることができます。
/etc/man.configファイルが定義ファイルとなっています。
通常は修正することはありませんが、日本人にとって有益な日本語化されたmanページをJMプロジェクトのホームページ等から入手した場合はカスタマイズする必要がある場合があります。
ちなみに/etc/man.configファイルのmanページも用意されていますので、上の例を参考に各自で表示させてみてください。
このようにmanページは便利ですが、コンソールモードでは1画面を占拠するのでXのターミナルが便利になります。
しかし、慣れてくればコンソールモードで複数ログインを実施しておき、画面を切り替えながら参照することもできます(私がコンソールで作業する際の使用方法)。
前回の最後の方に出てきましたlnコマンドに関しても、manページが付属していますので、こちらも各自で表示させてみてください。
シンボリックリンクの説明が見れますょ。